震災前と後の車買取相場の推移

震災前と後の車買取相場の推移

東日本大震災で被害に遭った車は三十万台以上との試算も出ています。
特に東北の沿岸部で被害に遭われた方が集中しています。

 

 

 

東北など地方部では、車は生活の足として欠かせない物です。
東北地方には軽自動車の車庫証明が不要なエリアが多い事も有り、自分の移動手段をすぐに確保する為に20から30万円で購入できる車検付の軽自動車のニーズが特に高まりました。

 

 

 

中古車は、需要と供給のバランスで価格が決まるので、こういった東北地方での突発的な需要の発生は車買取相場が変動する要素の一つです。
結果としては低額の軽自動車の価格が5から10万円程度高くなるなど、その需要の高まりはこれまでの車買取市場に無い物でした。
しかし、東北地方の需要は、全国レベルで見れば小さい物です。

 

 

 

毎月数十万台売れる市場ですので、数千から数万台規模の新規需要はそれほど大きい物では有りません。
それなのに中古車の価格が以前と比較して高くなっています。

 

 

 

新車の販売台数が中古車販売にどの様な影響を与えるかというと、中古車とは、元々が乗り換えなどで発生した下取り車、買取り車の事になります。
新車が売れないと中古車の入庫も減るという事です。
中古車の買取が少なければ供給が減るので中古車買取相場は高くなります。
その状況が震災前から有ったという事になります。
しばらくは中古車買取相場の高値が続く状況が予想されます。

 

 

 

中古車のニーズは安定しており、中古車買取市場が注目されています。
これからもこの状況がしばらく続く事が予想されますので、車を売ろうと考えている方にとってはプラス材料になります。


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